スキンケアに関する読者の皆様からの疑問やお悩みに、美容のプロであるリセラテラスのスキンケアのスタッフがお答えします。

20代のころと比べて、新陳代謝が衰え、肌にも少なからず影響が出始める30代。
20代では平気だったから、と言って悪い習慣を改善しないと、深刻な肌トラブルにつながることも。

今回はそんな30代から始めるアンチエイジングに関するお悩みにお答えします。

30代から気をつけるべき食生活習慣はありますか?(30代 ・あい)

20代と比べて30代はもちろん新陳代謝が衰えていきます。

その為に30代以降は食生活を見つめ直す良い機会と言われています。

年を重ね大きな病気になりやすい人の多くは食生活の乱れや、20代と比べ落ちている代謝に気づかずに、同じ量や質の食事をとることによって起こります。今のあなたを作っているのは過去に食べてきたもの、飲んできたものと言われています。

またこの先もあなたが食べていくもの、飲んでいくものが今後のあなたの生活習慣を作りますので出来るだけ「美味しいより身体に良いもの」を選んで食事をしていきましょう。

その為に30代から気にしていきたい食事内容は

「食事のバランス」

です。振り返ってみましょう。

ご飯におかず、汁物、小鉢と言ったバランスの良い食事ができていますでしょうか?

ご飯は糖質(白米)よりも炭水化物(玄米)をお勧めします。

またおかずは良質のたんぱく質がとれるもので肉や魚をとりましょう。また質の良い油を使い調理します。お勧めはオリーブオイルや米油(こめあぶら、こめゆ、べいゆ)などを活用しましょう。

米油はオメガ6と9の間の油と言われていますが、酸化しにくいので時間がたって食べても身体への負担が少ない油と言われています。

汁物で発酵食品であるお味噌や入れる具材でビタミンやミネラルを補いましょう。

(回答者:漢方養生スタイリスト福田

アンチエイジングのためによい食べ物はなんですか? 40代 きょん

アンチエイジングの為の食材ですね。まず気をつける事項をお話します。

アンチエイジングに必要な気をつけるべきことは大きく3つです。

  • 抗酸化(さびない肌つくり)
  • 抗炎症化(赤く炎症しない状況つくり)
  • 抗糖化(肌のくすみ、固さをおこさない)

が重要と言われています。その為の食材を見ていくとわかりやすいかもしれません。

抗酸化で言えば「ファイトケミカル」を含む食材を積極的に摂取します。例えば、

「りんご」はポリフェノールが豊富に含まれており、さびない肌つくりを手助けします。

他にも人参はβカロテンが含まれており、体内でビタミンAに変わりますので抗酸化作用でさびから肌を守ります。

ビタミンACEは「エース」とも呼ばれ「抗酸化」をそれぞれが力として持ちますが、合わせてとると相乗効果が得られると言われています。

まずは抗酸化の為の食材を毎日摂取できているか、食事ノートをとりながら足りて無いものがないかを見る事から始めてはいかがでしょうか?

抗炎症も活性酸素(酸化)により起こる現象です。抗酸化を心掛けながら、炎症を抑制するオメガ3脂肪酸をふくむ、えごま、亜麻仁油やナッツ類などをバランスよくとることを心がけましょう。

また抗糖化するには糖質の多くふくまれる食材をコントロールしましょう。

糖質が血液の中に過剰に増えるとホットケーキ現象と言われるように肌表面が硬く、茶色くなってきます。過剰な糖質の摂りすぎは、メタボリックシンドロームの原因にもなりますので、取り過ぎに注意しましょう。

ビタミンA→人参、モロヘイヤ、南瓜、ほうれん草など

ビタミンC→ピーマン、カリフラワー、ジャガイモ、果物など

ビタミンE→油脂類、種実類、魚介類など

オメガ3→えごま油、亜麻仁油、アーモンド、青魚、チアシードなど

糖質のコントロール→白くて、軟らかくて、甘くて、おいしいものが糖質が多くふくまれています。食べてはいけないのではなく、食べ過ぎないように注意しましょう。

(回答者:漢方養生スタイリスト福田


アンチエイジングに関するお悩みまとめ

お肌の衰えを少しでも改善するには、

  • 抗酸化
  • 抗炎症化
  • 抗糖化

この三つが重要です。毎日の食生活に気を使い、きれいな肌を保ってくださいね。

・ご飯は糖質(白米)よりも炭水化物(玄米)を摂取する。

・「ファイトケミカル」を含む食材を積極的に摂取する。

・抗酸化の為の食材を毎日摂取できているか、食事ノートをとりながら足りて無いものがないかを見る


この記事で回答した美容のプロ

漢方養生スタイリスト 福田貴之

<プロフィール>
漢方養生スタイリストであり、ドクターリセラ美容クリニック管理・美容エグゼクティブアドバイザー・全日本全身美容業協同組合認定講師など広く美容に関わる活動をする。
幼いころから親が共働きで祖父母に育てられました。中学になってからは親の寡黙に働く背中をみて、自分も家族の役に立ちたいと料理に目覚めます。そして時効だから告白しますが、中学でホテルの厨房でアルバイトしてました(笑)調理師免許を取得する為に高校を卒業して東京へ!そして調理師として、そしてパテシェとして働いてきました。その後、実家静岡に帰りホテルのフロント、レストラン業務をし、30歳で大阪へ。
大阪では現在勤務しているドクターリセラ株式会社にて勤務。
化粧品を通して「美と健康と地球環境を守る」為にエグゼグティブアドバイザーとしてエステサロンの先生たちと日々お客様を綺麗にする為に奮闘しています。

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