スキンケアに関する読者の皆様からの疑問やお悩みに、美容のプロであるリセラテラスのスキンケアのスタッフがお答えします。

 

高校、大学を卒業して、新社会人になる方、育児を終えて職場復帰した方。
環境が変われば、少なからず肌にも影響が出てきます。

今回は、そんな新生活に関するお悩みにお答えします。

ずっと座る仕事で脚がむくみやすいです。改善方法を教えてください。(30代・マータ)

むくむ原因を考えてみましょう。身体は60%近くが水分でできていると言われています。
そんな中、塩分、水分、アルコールの摂り過ぎで顔や足がむくんだり、運動不足で足がむくんだり、立ち仕事を長時間することで足がむくんだりする人が多いと思います。

もし水分や塩分の取り過ぎが原因であれば控えればいいですよね。
しかしそんなに水分を取り過ぎている人は少ないと思います。
むくみやすい人の特徴として、やはり足のポンプ機能であるふくらはぎの筋肉の低下などが考えられると思いますので、むくみやすい人は足のふくらはぎや下半身を鍛える事でむくみにくい身体を作れると思います。
頑張って運動しなくても大丈夫です。座り仕事の人であればストレッチや足首を動かすだけでも血流がよくなりむくみにくくなります。
立ち仕事ばかりでむくみやすい人もつま先立ちをしてみるなど少し足に負荷をかける事でむくみにくい自分に近づけますよ。

また、血流、リンパの流れを良くする為にも、湯船につかって温める事も大切です。
もし湯船につかれない人はプラスチックのバケツを浴槽に持ち込んで温かいお湯を入れて足だけでも温めてはいかがでしょうか?
足先だけでも血流を良くすることで心臓へ向かう血流やリンパの流れが良くなりますのでむくみに有効に働きます。
足湯も好きな香りを入れる事でリラクゼーション効果を得られますのでお勧めです。

(回答者:漢方養生スタイリスト福田

 

自分の肌に本当にあう基礎化粧品の選び方に毎回悩みます。そもそも、自分の肌のタイプはどうやったらわかるのでしょうか?(20代・くまちゃん)

自分の肌タイプわからないって人意外と多いです。私もその一人でした。大きく肌タイプは4つに分かれますが中々自分では(他人も)わかりません。

季節や年齢、仕事の環境などにもよりますので一概には言えません。

少しでも近い肌タイプをまず選んでケアすることが自分の肌を知る第一歩になるのではないでしょうか?

1乾燥肌

2オイリー肌

3混合肌

4普通肌

上記4種類と言われていますが普通肌の方はほぼいないと感じます。

洗顔後に何もつけなければ粉をふく、唇が乾燥するようであれば乾燥しています。
早く化粧水をつけたいと感じるようであれば乾燥肌かもしれませんので保湿する基礎化粧品を選んではいかがでしょうか?

朝乾燥するけどお昼から夕方にはTゾーンが脂っこい。そんなお肌は混合肌です。乾燥する部位と皮脂が出やすい部位を分けて肌ケアは行ってください。
また洗顔後すぐにテカテカする人はオイリー肌もしくはインナードライ肌です。
オイリー肌であれば皮脂をコントロールする基礎化粧品を選び、インナードライの人は保湿を入れると皮脂が出にくくなります。
自分の肌と長く向き合っていくのであれば、今の状態の肌質を知るために、洗顔後の状態を見て基礎化粧品を選んでみましょう。
またアレルギーや肌荒れに注意する為にも、成分表示は確認してアレルゲンとなる成分を使っていないか(人それぞれ程度もアレルゲンも違います。
気になる人は皮膚科で相談してみましょう)肌に負担になる成分が使われていないかを確認してみるのも良いと思います。

あせらずに自分にあった化粧品選びしてくださいね。

(回答者:漢方養生スタイリスト福田

基礎化粧品の正しい使い順・使い方がわかりません。教えてほしいです。(20代・たけ)

基礎化粧品の定義は「肌を清潔にし、うるおいを与え、すこやかに保つことが目的」です。

その為に必要なアイテムと順番を考えてみましょう。

女性であればメイクや日焼け止めを塗ります。肌をきれいに見せるため、肌を守るために必要なアイテムですが、そのアイテムは油分を含んでいる製品が多いです。
汚れは肌への負担になりますのでしっかり落としたいですよね。その為のアイテムは2つ、「クレンジング」と「洗顔」です。
しっかり汚れを落としたあとは、実は肌を守っていくれたバリア機能が低下しています。
剥がれた角質や取り除かれた皮脂膜を人工的に整えたり、作ったりするのが基礎化粧品の役割でもあります。

クレンジングの際に強い摩擦は肌に傷をつけますのでクレンジング、洗顔は優しく行いましょう(化粧品も塗布する場合は出来るだけ肌に負担にならないようにしましょう。)

化粧水は肌理(きめ)をを整えて、失われた水分を補給してあげる目的があります。
その後に乾燥する人、時間が経つと突っ張る人はジェルでより肌の上に保湿するものが長く乗っている状況を作りましょう。
それでも駄目な人はクリームで表面に頑丈な盾を作りましょう。

色々な表現があり、その人に合った方法でケアするのが一番ではありますが、肌に浸透させる目的を考えると、
化粧水→ジェル→クリームの順番でケアすると角質層にしっかりと水分を閉じ込めて蓋をするので乾燥しにくい、またバリア機能の整った肌が作られます。

また肌トラブルに合わせた美容液は化粧水の前か後に入れていきます。肌が弱い人は化粧水でカバーした後に美容液を使うと肌への負担が少なくなるのでお勧めです。

最後にどんな季節でも紫外線は降り注いでいます。肌の老化の一番の原因は紫外線と言われる位、毎日降り注いでいますので気付いた時には無かったシミや皺が・・・なんてことになります。
季節に合わせて紫外線対策をしっかり行いましょう。

肌の汚れをしっかり落として、必要な肌への栄養を届け、外敵から肌を守る

基礎化粧品の目的を理解して、肌へ摩擦にならないようにケアしていきましょう。

基礎化粧品の順番

①洗顔(要らない角質・汚れを落とす)

②化粧水(整肌<保水>・引き締め・美容成分)

③ジェル・乳液(美容成分・保湿)

④クリーム(保湿剤・美容成分・バリア機能)

⑤日焼け止め(紫外線から守る)

(回答者:漢方養生スタイリスト福田


新生活に関するお悩みまとめ

環境が一気に変化する新生活。
ストレスを肌に貯めないように対処して、健康な新生活のスタートにしましょう。

・むくみやすい人の特徴として、やはり足のポンプ機能であるふくらはぎの筋肉の低下などが考えられる。

・基礎化粧品の定義は「肌を清潔にし、うるおいを与え、すこやかに保つことが目的」です。

 


この記事で回答した美容のプロ

漢方養生スタイリスト 福田貴之

<プロフィール>
漢方養生スタイリストであり、ドクターリセラ美容クリニック管理・美容エグゼクティブアドバイザー・全日本全身美容業協同組合認定講師など広く美容に関わる活動をする。
幼いころから親が共働きで祖父母に育てられました。中学になってからは親の寡黙に働く背中をみて、自分も家族の役に立ちたいと料理に目覚めます。そして時効だから告白しますが、中学でホテルの厨房でアルバイトしてました(笑)調理師免許を取得する為に高校を卒業して東京へ!そして調理師として、そしてパテシェとして働いてきました。その後、実家静岡に帰りホテルのフロント、レストラン業務をし、30歳で大阪へ。
大阪では現在勤務しているドクターリセラ株式会社にて勤務。
化粧品を通して「美と健康と地球環境を守る」為にエグゼグティブアドバイザーとしてエステサロンの先生たちと日々お客様を綺麗にする為に奮闘しています。

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