スキンケアに関する読者の皆様からの疑問やお悩みに、美容のプロであるリセラテラスのスキンケアのスタッフがお答えします。

「冷え」は肌にとっての大敵の一つです。
冷えることによって、肌は乾燥してしまい、肌荒れの原因にもなります。

今回は、そんな冷えに関するお悩みにお答えします。


手先や足先の冷え性対策を知りたいです。(20代・tomo)

末端冷え性の女性はとても多いと思います。手先や足先は毛細血管の流れが悪くなる事で、身体の最先端である手先、足先まで血流が行きわたりません。

その結果、末端冷え性が起こると言われています。

簡単な対策は「首」と言われるところを冷やさないことが冷えの解消につながります。

手首・足首・首・くびれ(ウエスト)はアームウォーマーやレッグウォーマー、マフラー、腹巻き、ホッカイロなど活用して冷やさないようにしましょう。

また血流を良くする為に、シャワーで済ませる人などは足湯をしましょう。
お風呂場に洗面器やバケツを持って、お湯を張った中に足首以上入れて温めます。
その間に髪の毛を洗ったり、歯を磨いたりすると足先が温まりますので有効的です。

対処ではなく改善を求めるのであれば運動しましょう!
毛細血管へ血流を送るには筋肉が必要です。
ストレッチや軽い有酸素運動で手足の筋肉をつけるだけでもポンプ作用が高まります。

日々の食事内容も考えてみましょう。
身体を温める食材と言えば生姜や唐辛子を思い浮かべますが大量にとるとそれはそれで身体の不調につながります。適度に身体を温める薬味を使いましょう。
また食事をする際にゆっくり良く噛んで食べるだけでも食事誘発性熱産生(DIT)が高くなりやすいと言われています

食事誘発性熱産生とは食事の栄養が分解されその一部が熱となって消費される事を言います。ご飯を食べた後、身体が熱くなったり、汗をかいたりしますがこれも食事誘発性熱産生です。

(回答者:漢方養生スタイリスト福田

体を冷やさないためにどんな食べ物がよいですか?    (30代・ゆかりん)

体を冷やさない食材はあるルールに沿って摂取するとわかりやすいと思います。

別名「陽性食品」ともいいますが、季節関係なく色々な食材が取れる現代は、ありがたくもあり、自然の摂理にあわない時期に「食」できる事から逆に身体を冷やしたり、温めたりしてしまいます。日本は四季がありますので四季に合わせて旬の食材を取ることが寒い時期に身体を温めるなど健康にも良いと言われています。

今回、体を温める食材の見分け方についてお話すると大きく3つに分けて食材を活用すると体を温める食材をテーブルの上に用意しやすいと思います。

  •  冬に旬を迎える食材。または寒い地方で採れる食材

※南瓜、カリフラワー、葱、ごぼう、人参、レンコン、鮭、マグロ、カツオ、サバ、リンゴ、サクランボなど

  •  黒や赤、オレンジなど暖色系の食材を選ぶ

※人参、南瓜、唐辛子、ごぼう、鮭、まぐろ、牛肉、ラム肉、鹿肉など

  •  地面の下で作られる食材。硬い食材

※ごぼう、山芋、レンコン、人参、生姜、かぶ、チーズ、漬物など

上記3つに食材をわけて考えるとわかりやすいかと思います。

冬の時期であれば上記使って鍋にするとワイワイしながら心も温まりますのでお勧めです。
また全てはバランスです。冷やす食材を食べてはいけないのではなく、一番は美味しく命を頂くことではありますが、楽しく健康に過ごすために、ミニ知識として覚えて活用できると良いかと思います。

(回答者:漢方養生スタイリスト福田


冷えに関するお悩みまとめ

冷えは肌荒れや、角化不全(はがれるはずの確執が肌にとどまってしまうこと)を引き起こします。

健康的なターンオーバーを促すためにも、食事や毎日のケアで、肌を冷えから守りましょう。

・「首」と言われるところを冷やさないことが冷えの解消につながります。

・対処ではなく改善を求めるのであれば運動しましょう!

・四季に合わせて旬の食材を取ることが冷えから肌を守ります。


この記事で回答した美容のプロ

漢方養生スタイリスト 福田貴之

<プロフィール>
漢方養生スタイリストであり、ドクターリセラ美容クリニック管理・美容エグゼクティブアドバイザー・全日本全身美容業協同組合認定講師など広く美容に関わる活動をする。
幼いころから親が共働きで祖父母に育てられました。中学になってからは親の寡黙に働く背中をみて、自分も家族の役に立ちたいと料理に目覚めます。そして時効だから告白しますが、中学でホテルの厨房でアルバイトしてました(笑)調理師免許を取得する為に高校を卒業して東京へ!そして調理師として、そしてパテシェとして働いてきました。その後、実家静岡に帰りホテルのフロント、レストラン業務をし、30歳で大阪へ。
大阪では現在勤務しているドクターリセラ株式会社にて勤務。
化粧品を通して「美と健康と地球環境を守る」為にエグゼグティブアドバイザーとしてエステサロンの先生たちと日々お客様を綺麗にする為に奮闘しています。

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