自分の意見を伝える
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自分の意見を伝える(2015年11月6日の朝礼より)
これはフィロソフィーの中のリーダーシップという項目の中に入っています。
リーダー向けに書かれたものですが、自分自身がリーダーのつもりで考えましょう。
僕も言われたのですが、”自分が経営者だったらどうするか。”と考えてみます
私もチェーン店の薬局の店長をしていたのでミニ経営者でした。
何かあると、自分が経営者だったらどうするか?
そういう判断を常にしていました。
僕は、”3つのF”のことを習いました。
3つのFは何かというと、”feel,felt,found”です。
どういうことかというと、
サロンサポートの山本恭平さんや川口さんが
“全国大会をもっとよくしたい”というときに、
今は嘉藤さんや脇原さん、
意見をきいてくれるリーダーがいると思いますが、
以前はそういう意見があったときにリーダーがどう言うかと
「あかんあかん、会社の決まりやからあかん、自分らは言うとおりにやっとけ」
と言うリーダーがいました。
今は教育が浸透してきてちゃんと聞ける体制になりました。
feelというのは”感じ取る”、
たとえば山本さんが嘉藤さんに「全国大会とかSTEP3のやり方
変えたいんです」というと、まず話を聞きます。
「どういうこと?」
「サロンの先生からマンネリ化してると言われるんです」
「わかるわかる。そういうふうに僕も言われることがあるから、僕も感じてた」
feltというのは過去の経験から、同調するということです。
「僕も山本さんみたいなときに言おうとしたけど、
山本さんよく気づいたね。僕もそう感じてた」
というところで、foundは発見するとか見つけるですから、
「じゃあいい方向に持っていくのに、一度まとめてくれる?
それ会議にかけてみよう」と言うとか、
やはり間違っているときもあるので、違うことを言ったとします。
違うことを言ったときにも「違う違う、
それはこうだからこうなんだ」と言われると、言うのをためらいます。
たとえ間違っていても、feel。
「なるほど、そう感じたのか。僕もそう思ってたことがあるけど、
ただ、これはこういう意図があって会社のやり方で」
たとえば「朝礼長いんですよね。朝礼してる暇あったら営業したいです」
「なるほど、確かに前職で30分も朝礼しなかったから、長く感じるのはわかるわかる」
というので、感じ取る。
過去の体験で感じ取る。
それで終わったらリーダーではありません。
「わかるわかる、ほんと長い。社長の話も長い」で終わってしまってはリーダーではありません。
「僕もそう思ったけど、実はこの朝礼はすごく大事な意味があって、
社員教育の一環で9時からスタートだから、
就業時間中を使って全社員が30分行うといったら、
最初は意味がわからなかったけど、聞いたら考え方がすごく大事だと、
フィロソフィーを読み合わせて同じ方向性を向いて仕事をしようという、
日々の教育の一環で、会社としたらすごく大事にしてる朝礼なので、
僕も最初朝礼30分もする暇があったら他のことがしたいなと思ったけど、
業績も大事だけど考え方も大事だということで、
そういう意図で会社がやってるので、
他社からきたら違和感あると思うけど、
そういうことを大事にしてる会社なんだよ」
というふうに、「わかるわかる、たしかにそうだよね。
ただ、これはこういうことなんだよ、」とか、
そういうふうなfeel,felt,foundで対応しましょう。
自分が部下だった場合もそうです。
上司から「これしといて」と言われたときに
「はい、かしこまりました。わかるんですが、
ただ、私はこういうことが優先だと思うのですが、どうでしょうか」
と言い方をすると、「なるほどね」と意見をすりあわせて
「じゃあそっちを先にやって」となるかもしれません。
「今は忙しいんでできません、やることあるので」と
否定から入るのではなく、大事なのは否定からではなくて、
「確かにそれは大事ですよね、ただ…」ということで、
自分の意見の言い方を学ぶことですごく
コミュニケーションがうまくいきますので、
そういう3つのF、感じ取って同調して、
自分の意見を言うということを身につけていきましょう。