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年年歳歳花相似たり、歳々年々「食」同じからず。
中秋の名月。
なぜ月でうさぎが餅つきをしているのか?
諸説いろいろあるらしいけど、インドの神話が有名だそう。
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むかしむかし、疲れ果てて食べ物を乞う老人がいました。
老人にサルは木の実を、キツネは魚をとって来ましたが、
何も持って来ることが出来ずに悩んだうさぎが「私を食べてください」と、
火の中に飛び込み自分の身を捧げました。
その老人は実は帝釈天(タイシャクテン)と言う神様。
帝釈天はそんなうさぎを哀れみ、月の中に甦らせて皆の手本にしたそうです。
(ネットの要約を、さらに要約しました。)
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日本では太古の昔から月を神聖視していたそうで、丸い団子を月に見立てて感謝の気持ちを
表しているのがお供えの月見団子だそうな。
月見団子を初めて食べたのは小学校3年生の時。
私はこれ食べたさに、天体望遠鏡で月を見る夜の自由参加学習に出かけた。
子供の私の口には月見団子の味はとても淡白で、天体望遠鏡で見た月は、
肉眼よりもチョット明るくなった月の端っこがボォ~と見える程度。
アポロの月面着陸のようなクレーターをはっきり見ることが出来ると思っていたのに、、、。
この淡白な、真っ白なお団子が今は美味しいと感じる。
やはり年齢を重ねたせいだと思う。
年齢を重ねて「口が変わる」。魚のあら煮がその代表格。
子供の頃、夕食にあら煮が出て来ると必ず母にブーブー文句を言っていた。
母はそんな私の苦情は全く意に介さず、「お母さんもそうやったけど、大人になったらこんなんが
絶対に好きになるから」といつも言っていた。
つくづく当たっていると思う。
京都府北部にある「宮津」という私の大好きな日本海に面した海辺の町。
7月は台風で道路が封鎖され、8月は義父の天国へのお引越しで今年はお休みですが、
毎年夏と冬を目標にしている、一泊二日の我が家のささやかな癒しの旅。
宮津から車で約30分の、網野の温泉に向かう道中にある、毎回必ず寄る「とんだ屋」さん。
いつ行っても地元の人と、噂を聞いてやって来た?観光客で溢れ、30~40分ほど並んで入る。
ここでお昼にあら煮定食を頂くことも大きな楽しみの一つ。
値段も驚きだけど、本当に美味しい!!!
サザエやアワビなどの豪華な船盛で、
宴会をしているグループやご家族連れも毎回いらっしゃる。
何も知らずにきつねうどんを食べている人達に、注意をしたくなる。
「鯛のアラ煮」などと言う上品なモノでは無く、山盛りてんこ盛りと言う表現がぴったりの、
その日にある色々な魚のあらが、これでもかと言わんばかりにお皿に入っている。
そしてあら煮定食は争奪戦。
売切れてショックを受けている私に、何の愛想も無いと思っていたいつものオバさんが、
「前も無かったな、ごめんな」と言ってくれた。
「だから後一時間、早く起きろって言うてるやん」と毎回、主人に言われる。
あった時には嬉し過ぎてか、写真を撮るのをいつも忘れてしまう。
骨の髄までお箸で掻き出し、もうこれ以上はどこにも身が無いと言う状態まで食べ尽くす。
こんな時、庶民の幸せを感じる。
旅の醍醐味は色々あるけど、私の一番はやっぱり美味しい食事。
そして次は時間に拘束が無いこと。
何もせずに、ボォ~~~とした時間を過ごすことに至福の喜びを感じる。
さらに旅先で、「昭和の喫茶店」を見つけると、何か、得した気がする。
旅が一気にグレードアップされるような。
とんだ屋さんの向かいにある、「サイホン」さん。ここもそう。
そして昭和の喫茶店にある、昭和のチョコパ。
チョコパは私の好きな食べ物Best3のひとつ。
底になるにつれ、アイスとチョコとフレークが混ざり合う絶品。
パフェにフルーツが乗っているのがチョコパ、
チョコパのフルーツが無いのがチョコレートサンデー、
プリンにフルーツなどのトッピングがあればプリンアラモードと、昭和の時代は呼んでいた。
いつのまにか、チョコサンデーがチョコパに変わっていた。
プリンパフェとか。
このサイホンさんには、さらに凄いモノがある!
飾り棚のようになっているけれど、
(サイホンさん、勝手に写真を撮ってすみません。)
なんと、これはジュークボックス!!
アラフィフや、50overの方なら必ず「懐かしい!」と言っていただけるかと。
そしてこの素敵な高い天井、
店内はとても広くて、ずっしりとした重厚感がある。
当時、きっと凄くたくさんのこだわりを持って建てたんだろうなぁと、、、。
実家の門から玄関までの間に、秋になると紫の花が咲く。
ずいぶん伸びて荷物の片づけに邪魔だから、切ろうとしたらお食事中だったので切るのをやめた。
お口に合っているのか、渋々の、妥協の食事なのかは分からない。
大きな台風で季節半ばで出荷できなくなったそうだけど、
でも少しはあった毎年楽しみにしている彦根梨。
ベリーAと言う、種の無いこのブドウもメチャクチャ美味しい。
季節の花や、旬の食べ物も、日々のささやかな幸せに大きく貢献してくれている。
色々なこと、時には大変なことや悲しいことがあっても、花は咲き実はなり、季節は巡る。
自然は逞しいなぁと、改めて感じる。
~季節は巡る、だから秋は夏のダメージをリセットしましょう~
朝晩は涼しい日も増えて、過ごしやすく、お出かけしやすくなったこの季節。
美肌のポイントは、夏に受けた、蓄積したダメージを肌に表面化させないこと。
肌を活性させる美容液や保湿マスクで、肌の内外を修復する。
血行不良になる、冬が来る前にダメージ完全リセットが、来年の肌の運命を大きく左右します。
秋の夜長を、ゆったりとしたスキンケアで楽しむのも素敵ですね。
2018年9月23日
京都府宇治市の自宅にて。
ドクターリセラ株式会社 Recella Academy 藤川知子